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- 阿寒ユーカラ 火のカムイの詩
阿寒ユーカラ「火のカムイの詩(うた)」
北海道、 阿寒湖アイヌコタンにはたくさんの叙事詩(ユーカラ)があります。
そのひとつが、神々の物語 「オイナ」 。さまざまなカムイ(神々)自らが語る詩(うた)として、大切に引き継がれています。
阿寒ユーカラ「火のカムイの詩」では、阿寒湖に住んでいた四宅ヤエというフチ[尊敬される姻(オウナ)]が語り残したオイナ 「アペヤテンナ」が主題詩と して用いられています。
「アペヤテンナ」 は、火の媚神(オウナガミ) 「アペフチカムイ」のお話。
ある日、内陸にある湖から「アペフチカムイ」のもとに、危機の知らせが入る 。再三の懇願にも耳を傾けず、刺繍に邁進していたが、そこへ、沖の神「レプンカムイ(シャチ)」からの願いが届き、やむなく湖へと向かう・・・。
6度もの願いを無視すると神として零落するという言い伝えから、アペフチカムイは立ち上がりました。
レプンカムイからの危機の知らせ以外は、このオイナ「アペフチカムイ」には描かれていません。ここを、阿寒湖アイヌならではの発想で創作し、フクロウとカケスの物語であるオイナ「フンコフンコ」や、樹木の神と人間のオイナ「カララト」などを挿入し、新たな物語「火のカムイの詩」として、ストーリーを構築しています。
本公演の語り部は、四宅ヤエフチの孫である平良智子が担当。 ヤエフチのオイナを引き継いでいます。
2019 年に発表、現在も阿寒湖アイヌシアター 「イコロ」 で公演を行っている「ロス トカムイ」 に続き、 映像は WOW 、音楽はKuniyuki Takahashi、企画 ・ 演出は坂本大輔、舞台監督として阿寒アイヌ工芸協同組合理事の床州生が制作に参加。
全編アイヌ語のユーカラではなく、日本語に節をつけて語るという、阿寒湖アイヌならではの表現方法で、新たなオイナを口承します。
※「オイナ」は、北海道頭部及び樺太での呼称 ※阿寒ユーカラ「火のカムイの詩」「詩」は「叙事詩」の略で、本タイトルでは「うた」と発音。
阿寒ユーカラ 火のカムイの詩
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- 公演期間
- 4月29日~11月30日
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- 入場料
- 大人(中学生以上)@2,000円 / 小学生@700円
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- 所要時間
- 30分

- 使用方法
- このページをご自分のパソコン(プリンタ)で印刷してください。画面は印刷用に制御されていません。
ハサミマークから切り取るか、印刷が2ページにまたがるときは、印刷された複数枚の用紙をそのままお持ちいただいても結構です。印刷は白黒でも構いません。また印刷したものをコピーされても結構です。ご来場当日、受付にて提示ください。
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