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阿寒ユーカラ ロストカムイ

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Photos by Nagi Yoshida

古式舞踊x現代舞踊xデジタルアート

阿寒には、北海道の先住民族アイヌが暮らすコタンがあります。
アイヌコタンでは、伝統的な古式舞踊を体感できる
阿寒湖アイヌシアター「イコ」を常設。
2019年3月より上演する阿寒ユーカラ「ロストカムイ」は、
デジタルアート、サウンドデザイン、ダンスなど
各分野で注目を集めるクリエイターが阿寒湖に集結し、
古式舞踊、現代舞踊、3DCG、7.1chサラウンドを組み合わせ、
5台のプロジェクターで舞台を立体化し、誕生した新演目です。

STORY

アイヌは、カムイ(神)の世界とアイヌの世界、ふたつの世界があると信じています。
動物や植物、自然現象、この世のあらゆるものに魂が宿ると考え、
すべてがカムイたる存在として、ともに生きる家族として、お互いを尊重してきました。
カムイの中でも、エゾオオカミは別格。
狩りがうまく、アイヌにとって憧れの存在だったエゾオオカミは、
「狩りをする神」ホケウカムイと呼ばれています。
しかし、1879年の大雪による影響で、エゾオオカミの食料であったエゾシカが激減。
やむなく、本州から渡ってきた開拓者たちの家畜を襲い、邪魔者にされ、
ばら撒かれた毒入りの鹿肉を口に。1882年ころには、ハンターへの高額な報奨金制度
も手伝い、6、7年で2,000頭から3,000頭が駆除・毒殺され、エゾオオカミは絶滅に
追い込まれました。
カムイは、怒りや過ちを夢で知らせるといいます。
失われたカムイたちは、何を想い、何を語るのか。
役割なく天から下ろされたものは何ひとつありません。

SCHEDULE

阿寒ユーカラ ロストカムイ

  • 当日入場料
    大人(中学生以上)@2,200円 / 小学生@700円
  • 上演時間
    約30分